オーストラリア出身のヒュージャックマン。映画「X-Men」のウルヴァリン役で有名になりました。実はこの映画のためにヒューは並々ならぬ筋トレをしたそうで、美しい筋肉美は努力の賜物、ということです。
背が高く、スマートに見えるのに中はガッチリ筋肉美、その上その性格は温厚で優しいヒュージャックマンは2008年にはアメリカのピープル誌が毎年選ぶ「最もセクシーな男」にも選ばれています。
さてそんなヒュージャックマンの嫁、デボラ・リーさんはなんと13歳も年上。今年48歳になるヒューに対し、彼女は61歳。彼女の若い頃はどんな女性だったのでしょう?1996年に結婚して以来、デボラさんは二度の流産を経験し、結局二人は養子を迎える決断をしました。現在では養子二人を迎え、家族仲良く、幸せな家庭を築いています。
そんな幸せな家族にもここ4,5年心配の種があります。それはヒューの皮膚がん。再発を繰り返し、今年6度目の手術を終えたヒュージャックマン。まさか、余命宣告!?
13歳も年上の嫁、デボラ・リーさんの若い頃ってすごーい!
ヒュージャックマンとその嫁デボラ・リー・ファーネスさんが知り合ったのはその当時デボラさんが出演中のテレビドラマ「Correlli(コレリ」」。若い頃のデボラさんはオーストラリアでは結構名の通った人気女優だったようで、そのドラマの中でもデボラさんは主役、一方ヒュージャックマンは駆け出しの俳優としての初仕事だったよう。
新人のヒューが主演の女優であるデボラに恋をするまでにはそう時間がかからなかったようで、ヒュージャックマンはそれを若者らしく恥ずかしくも思ったそうです。もともとオリビア・ニュートン・ジョンの大ファンだったヒューは金髪のデボラ・リーさんがピッタリのタイプだったのかもしれません。
ヒューの6度にも渡る皮膚がんの手術。余命宣告は!?
2013年、映画「X-Men」の撮影中にメイクさんがヒューの鼻の頭にある出血を見つけ、しっかり者の姉さん女房、デボラさんが強硬に医者に行くことを勧めました。そこで発覚したのがなんと皮膚がん。それ以来、その再発に悩まされ、今年6度目の手術をしたそうです。
実はオーストラリアでは皮膚がんは珍しいことではありません。私達有色人種は皮膚に含まれるメラニン色素量が多く、皮膚がんの発症件数は少ないのですが、オーストラリアの強い紫外線にさらされるメラニン色素の少ない白人は皮膚ガンの発症率がどうしても高くなります。
昨今のオーストラリアではその対策として子供の頃から外で遊ぶ時は日焼け止めを塗ること、帽子をかぶることを徹底して教えています。小学校などでは帽子を持ってくるのを忘れた子供は外遊びをさせてもらえない、という罰を与えるところもあるくらいです。また幼稚園や小学校の低学年では外遊びの時間になると先生が教室の出口で日焼け止めの大きなボトルを持って、日焼け止めを塗ってくれたりします。
ただ、近年のことなのでヒュージャックマンが子供の頃には、そんなことを教えられなかったと本人は話しています。そして自分が皮膚がんで苦労している今、オープンに現在の自分の状態について話し、自分のインスタグラムに手術後の写真などを載せて、日焼け止めや帽子の使用、定期的な皮膚がん検診を勧めるなど、皮膚がんの予防を積極的に呼びかけています。
皮膚がんの中には進行が早く悪性度の高い「悪性黒色腫」などもありますが、ヒュージャックマンの皮膚がんは「基底細胞がん」と言って、比較的致死率は低いようです。余命宣告などはよもや起きないことを祈るばかりです。
まとめ
自他共に認める愛妻家のヒュージャックマンのお嫁さんは
- 13歳も年上
- 若い頃オーストラリアでは結構人気のある女優だった
- ヒューが初出演したテレビドラマの主役を務めていて知り合った
- 2度の流産を経験し、結局二人の養子を迎えたが実子同様に愛情を注いで育てている
- 結婚後21年たった今もラブラブカップルで有名
ご本人にとっては「若くてイケメンで、成功しているヒュージャックマンの嫁でラッキーだね」と言われるのが大嫌いなようで、「自分が侮辱されたような気がする」そうです。それもそのはず、彼女は今もれっきとした女優さんで、2016年にはオーストラリアのチャンネル9のミステリードラマ「ハイド&シーク」に出演しました。
それから、心配なヒュージャックマンの皮膚がんについては
- 2013年に皮膚がんが発見されてから再発を繰り返し、今年までに6回の手術を受けている
- 本人はオープンに自身の皮膚がんについて語り、人々に皮膚がん予防を呼びかけている
- 「基底細胞がん」という比較的致死率の低いがんである
- 余命宣告をされたというニュースは今のところ聞かれていない
実際、オーストラリアに住む私も結構皮膚がんの手術経験のあるオーストラリア人を数人身近に知っていますが、「がん」とは言え、顔にバンドエイドを貼って仕事にきて、「みてみて、皮膚がんの手術したのよ」とまるでおできを取ったかのように話す同僚もいました。
ヒュージャックマンもウルヴァリンのローガンのように、強くたくましく皮膚がんなどに負けないで頑張って欲しいものです。