過去40年にも渡ってアクション・スター、プロデューサー、監督、歌手、そして格闘家、そしてスタントマンとして大活躍の末、ジャッキーチェンがついに昨年の11月アカデミー賞を受賞しましたね。
本人は「オスカーはトム・ハンクスやロバート・デ・ニーロみたいなスターたちがもらうもので、まさか僕みたいなコメディ・アクションスターがもらうとは思っても見なかったよ」と謙遜。
そんなジャッキーチェンはいつも危険と隣り合わせの仕事をこなしているわけですが、今年は体の中からの危険だったようで、63歳になるジャッキーチェンによると「筋肉が腐ってた」との説明!一体どういうこと?現在は大丈夫なんでしょうか?
そしてアニメファンに大人気の「銀魂」の中に出ているジャッキー・チェンのそっくりさん。見ているだけで本人と錯覚しちゃう人が続出。その秘密は声優に。
今年1月20日、シンガポールのエクエリアスホテル(Equarius Hotel)で行われた「カンフーヨガ」のプロモーションでインタビューを受けたジャッキーチェンは撮影期間中に「腐った筋肉」の大手術を受けたと告白。
以下は本人談。
「もうちょっとで死ぬところだった。今生きてるのはラッキーだよ。腹部の痛みを監督に訴えたところ、多分リンパの炎症だろうから痛み止めを飲んでおけと言われて撮影を続けた。でもあまりに痛くてロンドンでの撮影中に我慢できなくなったんだ。で、医者を呼んだら「すぐに病院に行きなさい」と言われた。
結局お腹の筋肉が腐りかけていて腸が内側にねじれていたんだ。死んでもおかしくなかった。命って儚いね。でも翌日(!)にはこうやって(ジェスチャーで背中を丸めてお腹をかばいながら)仕事に戻ったよ。
でもその後アイスランドに行ってマイナス10度の水の中に飛び込まなきゃいけなかったんだ。みんなは代役を使おうと言ってくれたけど「冗談じゃない、自分でやる!」と言ったんだ。でもまだ生きてるし、天は僕に味方したよね。」
と軽快に語りました。
その手術は5時間にも及ぶ大手術だったにも関わらず、家族にも内緒で受けたので、知っていたのは仕事関係者たった6人だけだったそうです。その理由は「事前にいうと家族に死ぬほど心配をかけるから」。実はこれが初めてではなく、1986年に撮影中の事故で頭蓋骨骨折の手術を受けたときも、家族に知らせたのは7日後だったとのこと!
現在は回復して、次から次へと映画をレリース。どこまでもタフなアクション・スーパー・スターですね。
ところで、アニメ版「銀魂」に登場したドラゴン隊長をご存知でしょうか?どこから見てもジャッキーチェンそのまんま。アニメ版にしか登場しませんが、桂小太郎がリーダーを務める「攘夷党」の党員試験の試験管として出ていました。
もともと声優が豪華で有名な銀魂ですが、実はこのジャッキーチェンのそっくりさんの声優も、いつも映画の中のジャッキーチェンの吹き替えをしている石丸博也さんが担当しています。
石丸博也さんの声のお陰でドラゴン隊長がますますジャッキーチェンとうりふたつに!粋な演出ですね!
毎年のように死亡説の出ているアクション・スーパー・スターのジャッキーチェン。今年の災難は事故ではなく内蔵関係だったようですね。
ジャッキーチェンがいかに不死身かをアピールするエピソードがまた一つ増えましたね。そしてそんなジャッキーをパロディーっぽく起用した人気アニメ「銀魂」。
63歳になった現在も命がけの仕事をこなしながら、いつもユーモラスで楽しいジャッキーチェン。ついに昨年オスカーを受賞して、今年も、9月に日本で公開された「スキップ・トレース」、12月公開予定の「カンフーヨガ」、ピアース・ブロスナンとの共演の「The Foreigner」とまだまだとどまるところを知りませんね。
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